FXはどうして円高でも利益が得られるのか

FXは二国間の通貨売買を行い、為替変動を利用して損益が発生します。円と米ドルのペアで考えてみると、1ドル100円で100万円で1万ドルを購入したとして、1ドル101円の円安となった場合にドルを売却して円を購入すると101万円になって1万円の利益となります。ただ、1ドル99円の円高になった場合は99万円となって逆に1万円の損失が発生します。つまり、この場合は円安にならなければ利益を得る事が出来ないという事になります。

それでは相場がずっと円高傾向になっている場合、FXでは利益を得る事が難しいのかというと必ずしもそういう訳ではないです。円を売って外貨を購入する限りは確かに円安にならないと損失が膨らんでいってしまうのですが、FXは円を売却して外貨を購入するだけが全てという訳ではないです。対応策としては円と米ドルだけが選択できる通貨ペアでは無いので、他の円安傾向である通貨ペアを探して取引をするという手段もありますが、同じ円と米ドルの通貨ペアであっても円を売却して米ドルを購入するのではなく、最初に米ドルを売却して円を購入するという事も出来るのです。持っていないはずの米ドルを売却して円を購入するというのは奇妙な感じもしますが、FXではそのような取引も可能なのです。

先に米ドルを売却して円を購入し、その後円高になった時に円を売却して米ドルを購入すれば、先ほどの例だと1万円の利益を得られるという訳です。

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