FXの基本的な仕組み

外貨は毎日毎分毎秒、その価値が変動しています。FXではそうした外貨の価格変動を利用して利益を得る取引です。例えば100円で買った1米ドルが110円になったら10円の利益が発生します。単純に持っている資産分だけ取引をすればそれは外貨預金とほとんど変わりがありません。

しかしFXにはレバレッジという仕組みがあります。これは資金に対するてこのような働きをするもので、持っている資金の数倍の取引を行うことができるようになるものです。日本では現在レバレッジ25倍までが認められていますので、100円の1米ドルを買うのには4円の資金があればよい計算になります。FXではこうして少ない資金で取引をすることができるため、相場を読むことができれば大きな利益を生むことができます。

反対にリスクを高く取りすぎてしまうと、すぐに持っている資金が価格変動によって失われ、保有している外貨が強制的に決済される「ロスカット」が発生することもあります。レバレッジを利用してもある程度の価格変動に耐えることができるよう、証拠金を入金しておかなくてはなりません。特に大きなニュースが発表された直後や重要指数の発表直後ではレートが急変動することもあります。場合によってはロスカットが間に合わずに証拠金がマイナスになってしまうこともあります。

日本のFX会社ではマイナスになった場合は入金して解消しなくてはならないことになっています。借金扱いになってしまいますので、くれぐれも注意しましょう。